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東京五輪目指す中国U-22代表、ヒディンク監督が退任。新体制で予選へ

text by 編集部 photo by Getty Images

フース・ヒディンク監督
フース・ヒディンク氏【写真:Getty Images】

 東京五輪を目指すU-22中国代表を率いていたフース・ヒディンク氏が退任することになった。中国サッカー協会(CFA)やアジアサッカー連盟(AFC)が明らかにしている。

 CFAは、東京五輪予選に向けて「チームの準備作業をさらに強化し、チームの構築と管理レベルを向上させるため」新体制を発足させたと発表。これまでチームを率いていたヒディンク氏に代わり、元女子代表監督であるハオ・ウェイ氏が新監督となることが発表された。

 オランダ出身のヒディンク氏は過去にオランダ、ロシア、韓国、オーストラリアなどの各国代表監督やレアル・マドリー、PSVなど有力クラブの監督を歴任。昨年9月にU-21中国代表監督に就任することが発表されていた。

 東京五輪の予選を兼ねるAFC U-23選手権2020に向けては、今年3月に行われた予選を順調に突破。だが今月8日にはベトナムとのフレンドリーマッチにホームで0-2の敗戦を喫していた。

 中国紙『体壇周報』は、CFAがヒディンク氏の仕事に対する姿勢やメディア対応に満足していなかったようだと伝えている。その上で、ベトナム戦の敗戦が解任の引き金になったとのことだ。

 AFC U-23選手権2020本大会は来年1月にタイで開催。五輪開催国である日本を除いた上位3チームが東京五輪の出場権を獲得する。

【了】

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