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小林祐希、初出場でベルギーメディア高評価。「新たなモリオカかもしれない」

text by 編集部 photo by Getty Images

小林祐希
小林祐希【写真:Getty Images】

 ベルギー1部リーグ第8節のワースラント=ベフェレン対ムスクロン戦が現地時間21日に行われ、1-1のドローに終わった。ベフェレンのMF小林祐希は交代で移籍後初出場を果たしている。

 昨季までオランダのヘーレンフェーンでプレーしていた小林は、夏の移籍市場を通して新たなクラブの決まらない時期が続いていたが、今月6日にベフェレン加入が決定。前節シント=トロイデン戦ではベンチ入りにとどまったが、ムスクロン戦では70分からの交代出場でデビューを飾った。

 1点のビハインドを背負っていたベフェレンは、その直後に小林を起点としたプレーから同点のゴールを奪った。ベルギー紙『HLN』は試合のピックアッププレーヤーとして小林を取り上げつつ、「冷静だった。背番号10の日本人はピッチに立ってわずか1分後、見事なサイドチェンジでムスクロンの選手全員の逆を取った」と得点に繋がるプレーについて記述している。

『デ・スタンダールド』紙も同様に、「初出場の小林祐希はすぐにプラスの価値を示した」と日本人MFを称賛。得点に繋がったプレーについて「わずか2分でスポットライトを浴びた。見事なサイドチェンジで同点ゴールの起点になった」と記した。

 ベフェレンでは2017/18シーズンにMF森岡亮太(現シャルルロワ)がプレーし、強烈なインパクトを残した。「まだ気が早いが、ワースラント=ベフェレンは新たなモリオカを見つけたのだろうか? そうなるかもしれない」と『スタンダールド』は小林の今後のさらなる活躍に注目している。

【了】

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