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浅野拓磨、ベオグラードダービーで決勝点に関与。守備面は高評価も攻撃は…

text by 編集部 photo by Getty Images

浅野拓磨
パルチザンの浅野拓磨【写真:Getty Images】

 セルビア1部リーグ第9節のパルチザン・ベオグラード対レッドスター・ベオグラード戦が現地時間22日に行われ、ホームのパルチザンが2-0で勝利を収めた。パルチザンのFW浅野拓磨は先発でフル出場している。

 非常に熱狂的な雰囲気となることで知られる“ベオグラード・ダービー”。今回も両チームの選手たちによる小競り合いや、発煙筒の煙がピッチを覆うなど荒々しいムードの中でライバル同士の大一番が行われた。

 0-0のまま迎えた83分にはレッドスターの自陣内での浮き球パスを浅野が頭でインターセプト。その後一旦相手に渡ったボールをもう一度浅野が体を張って奪い返しに行き、こぼれたボールからセイドゥバ・スマーが先制ミドルを叩き込んだ。終了間際にもう1点を加えたパルチザンは2-0で勝利して今季無敗を守っている。

 決勝点にも絡んだ浅野だが、チーム全体が高評価となる中で現地メディアからの評価は相対的に低いものとなった。『BLICスポーツ』による採点は「6.5」と及第点以上ではあるがチーム最低タイ。「積極性とモチベーションのある日本人選手はチャンスに絡むがゴールを決めることはない。相手GKが素晴らしかったが、この試合最高のチャンスを逃した」と評されている。

『MOZZARTスポーツ』では単独最低点の採点「6」としており、寸評はさらに厳しい。「またしてもパルチザンの最大のウィークポイント。称賛すべき点があるとすれば守備面だが、攻撃になると問題。今回も良くない動きをしており、必要のない箇所で無理をしていた」と浅野について記した。

 移籍後初出場となったヨーロッパリーグの試合で初ゴールを挙げて以来、7試合連続で得点のない浅野。今後はゴールという形でも結果を出していきたいところだ。

【了】

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