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宝くじ当選者がクラブ買収!? スコットランドに激震、ファン主導のチーム誕生か

text by 編集部 photo by Getty Images

パーティック・シッスルFC
パーティック・シッスルFC【写真:Getty Images】

 スコティッシュ・チャンピオンシップのパーティック・シッスルFCのサポーター団体(パーティック・シッスル・エバー)が、クラブ買収に乗り出した。24日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。

 同紙によると、欧州の宝くじ「ユーロミリオンズ」で1億6100万ポンド(約207億円)の高額当選したスコットランド人のコリン・ウェイヤー氏が、パーティック・シッスル・エバーを支援するため当選金の一部を提供するという。

 そして、クラブ買収の入札が認められれば、パーティック・シッスル・エバーがパーティック・シッスルFCの過半数の株式を取得し、経営に直接関与することが可能になるとのこと。また、入札が受け入れられた場合、パーティック・シッスルFCのアカデミーに対する資金提供も再開するとの条件も提示しているようだ。

 まず、ウェイヤー氏は、ファーヒル・デペロプメンツからファーヒル・スタジアムのメインスタンドとサウステラスエリアを買い取るための資金をパーティック・シッスル・エバーに提供し、パーティック・シッスル・エバーの手に委ねる計画を進めている模様。なお、クラブ買収が完了すれば、資金提供は続けるものの、クラブ運営には直接関与しないとも明かしている。

 パーティック・シッスル・エバーを率いるポール・グッドウィン氏は「パーティック・シッスルFCがサポーターの所有物となる今回の機会は、クラブの持続性において確実な未来を保証する。当グループの継続的な資金提供により、クラブにとって最大の利益となる選択肢が確保される。これは、今後数十年間、ファーヒルでのパーティック・シッスルFCの将来を保証するものだ」とコメントしている。5年以内にスコットランド1部の上位に進出するというプランもあるが、果たしてファン主導のクラブ運営は成功するのだろうか。

【了】

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