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安西幸輝&権田修一所属のポルティモネンセ、“世界最高のSD”も注目した逸材CBを獲得

text by 編集部 photo by Getty Images

フェルナンド・メデイロス マテウス・ゲデス
ポルティモネンセ加入が決まったフェルナンド・メデイロス(左)とマテウス・ゲデス(右)【写真:Getty Images】

 日本代表のDF安西幸輝とGK権田修一が所属するポルティモネンセは24日、ブラジル人DFマテウス・ゲデスとMFフェルナンド・メデイロスの加入を発表した。

 ともにブラジルの名門サントスの下部組織出身で、マテウス・ゲデスは19歳のセンターバック、フェルナンド・メデイロスは23歳のセントラルMF。所属クラブのない状態だったため獲得に移籍金は発生しておらず、移籍市場の期間外でも登録が可能で、2人ともポルティモネンセと4年契約を締結した。契約解除に必要な違約金は4000万ユーロ(約47億円)に設定された。

 フェルナンド・メデイロスは今年、サントスのBチームからバイーアに移籍したものの出場機会に恵まれずに5月末をもって契約を解除し無所属に。夏の移籍市場ではヴィトーリア・ギマランイス加入に近づいたものの、結局は長く追い続けていたポルティモネンセとの契約に至ったという。

 一方、マテウス・ゲデスはサッカー界の流れの速さに翻弄されていた。世代別代表歴などはないが、ポルトガル紙『レコード』によれば、以前から“世界最高のスポーツディレクター(SD)”と称されたモンチ氏に注目され、イタリアの名門ローマが契約に関心を示していたという。

 そして3月にサントスから提示されたプロ契約を拒否して無所属になったが、直後にモンチSDがローマを退団することとなり、移籍話は立ち消えに。同SDがセビージャに復帰した後も関心を示されていたというが、長期間にわたって追い続けてきたポルティモネンセとの契約を選んだ。

 ポルティモネンセは現在4試合勝利なしが続いており、18チーム中13位に沈んでいる。2人のブラジル人有望株が起爆剤となるか。欧州初挑戦と今後のステップアップに期待は高まる。

【了】

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