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日本人4選手が出場。ファン激怒で試合中断…シント=トロイデンが0-3から巻き返す

text by 編集部 photo by Getty Images

伊東純也
ヘンクの伊東純也【写真:Getty Images】

【シント=トロイデン 3-3 ヘンク ベルギー1部第9節】

 ベルギー1部リーグ第9節のシント=トロイデン対ヘンクが現地時間28日に行われた。試合は3-3の引き分けに終わっている。シント=トロイデンではGKシュミット・ダニエルが先発し、鈴木優磨が43分から途中出場、伊藤達哉は後半途中から出場した。ヘンクの伊東純也はフル出場している。

 シーズン序盤で出遅れたあとに調子を上げてきたシント=トロイデンとヘンクのダービーマッチ。前半はシント=トロイデンがボールを持つ時間が長かったものの、先制したのはヘンクだった。

 14分、左からのCKにボンゴンダが合わせて先制し、ヘンクリードで折り返す。

 後半立ち上がり、シント=トロイデンはシュミット・ダニエルが相手FWとの1対1を止めたが、48分にPKを決められて差は2点に。さらに60分にもPKで失点を許す。

 すると、3点ビハインドとなったシント=トロイデンのファンが怒りを爆発させ、ライターやプラスチックのコップなどをピッチに投げ込んだ。この騒動で試合が中断となり、主審は両チームを一度ロッカールームに引きあげさせている。

 長い中断のあとでシント=トロイデンは伊藤達哉を投入。再開直後にボリがゴールを決めて、シント=トロイデンが挽回を始める。80分には伊藤達哉のFKからポル・ガルシアがゴールを奪い、1点差まで詰め寄った。

 勢いに乗るシント=トロイデンは87分、ゴール前でパスを受けたボリがゴールネットを揺らしてついに3-3の同点に。

 すると今度は、アウェイのヘンクのサポーターが柵を破壊しようとして試合が再び中断。残り時間が少なかったこともあり、主審はそのまま試合を終了させることを決断した。

【得点者】
15分 0-1 ボンゴンダ(ヘンク)
48分 0-2 ハジ(ヘンク)
60分 0-3 ハジ(ヘンク)
63分 1-3 ボリ(シント=トロイデン)
80分 2-3 ポル・ガルシア(シント=トロイデン)
87分 3-3 ボリ(シント=トロイデン)

【了】

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