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中島翔哉所属のポルト、ELレンジャーズ戦へ。監督は「違いを生み出す選手」を警戒

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

セルジオ・コンセイソン
ポルトを率いるセルジオ・コンセイソン監督【写真:舩木渉】

 日本代表MF中島翔哉が所属するポルトは、現地24日にホームでヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ第3節・レンジャーズ戦に臨む。

 ポルトを率いるセルジオ・コンセイソン監督は、23日に行われた記者会見で「レンジャーズは伝統的にタフで戦う姿勢があり、攻撃的なサッカーをするチームだ」と語った。そして「彼らは非常に興味深いやり方でスペースを攻略する」と警戒心をあらわにしている。

 代表ウィークによる中断前、ポルトはアウェイでフェイエノールトに敗れており、グループリーグ突破のために24日のホームゲームでの勝利は非常に重要になる。レンジャーズのスティーブン・ジェラード監督は「拮抗したグループだが、ポルトが最も首位突破に近いのではないか」と分析していたが、コンセイソン監督に油断はない。

「レンジャーズは多くのデュエルに勝ち、直線的な試合でセカンドボールをよく拾える、結束力のあるアグレッシブなチームだ。そして攻撃陣にはモレーロスやデフォーのような違いを生み出せる選手たちがいる」

 名前を挙げられたコロンビア代表FWアルフレド・モレーロスは今季のリーグ戦で8試合出場5得点。ELのグループリーグでは2試合出場1得点だが、EL予選で8試合出場8得点とゴール前で高い能力を発揮するストライカーだ。

 そしてFWジャーメイン・デフォーは現役時代のジェラード監督とともにイングランド代表でも活躍し、プレミアリーグでの実績も豊富な大ベテラン。37歳になっても得点力に衰えはなく、リーグ戦で7試合に出場して9得点と、試合数を上回る数のゴールを決めている。

 ポルトはセンターバックのDFぺぺとDFイバン・マルカノを中心とした堅守が持ち味の1つで、彼らとモレーロスやデフォーの対決が試合のカギを握るかもしれない。これから18日間で6試合という過密日程が待ち受けており、キーマンたちを抑えてのレンジャーズ打倒で勢いをつけたいところだ。

(取材・文:舩木渉【ポルト】)

【了】

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