ポルトDF「僕たちは全ての試合に勝たなければならない」。ビッグクラブ故の重責語る

2019年10月24日(Thu)9時33分配信

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イバン・マルカノ
ポルトのディフェンスラインを支えるDFイバン・マルカノ【写真:Getty Images】

 日本代表MF中島翔哉が所属するポルトは、現地24日にホームでヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ第3節・レンジャーズ戦に臨む。

 セルジオ・コンセイソン監督とともに23日に行われた記者会見に出席したポルトのDFイバン・マルカノは常に勝利を義務づけられたビッグクラブの一員としてプレーするうえでの心構えについて語った。

「このクラブは対戦相手がどこであれ、常に勝つためにプレーする。僕たちは全ての試合に勝たなければならないし、明日も勝つためにプレーする。それこそ僕たちが注力していることだ」

 ポルトはジョゼ・モウリーニョ監督が率いていた2003/04シーズンを含め、2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇や、最近では2010/11シーズンにELを制すなど欧州の大会で数々の栄冠を掴み取ってきた。クラブの施設やグッズなど様々なところに過去に経験した栄光がもたらした誇りを感じることができる。

 一方、マルカノは苦労人だ。母国スペインのラシン・サンタンデールでプロキャリアを歩み始めた後、ビジャレアルやヘタフェでプレーしたもののリーグの主役ではなく、とても“ビッグクラブ”に縁のある選手ではなかった。

 それからスペインを出て、ギリシャのオリンピアコス、ロシアのルビン・カザンを渡り歩き、出世街道からは外れてしまっていた。そんな中、転機となったのが2014年夏のポルト移籍だった。

 毎年コンスタントにCLでのプレーも経験し、ポルトの主力として完成度の高いセンターバックへと成長していく。そして昨季、セリエAの強豪ローマへの移籍も果たした。イタリアでの挑戦は満足のいくものではなかったが、今季ポルトに復帰するとディフェンスラインに欠かせない柱に返り咲く。

 ポルトガルDFぺぺとのセンターバックコンビは安定感抜群で、今季はリーグ戦全7試合に先発出場し、うち5試合でクリーンシートを達成。さらに2ゴールを挙げて攻撃面でも大きな貢献を見せている。

「ゴールを許さないということは、いつだって勝つために必要なものの半分でしかない。チーム全体としてゴールを奪われないことが重要だ。我々の特徴として、チームの全員が守備的なタスクも、攻撃なタスクも両方を支える必要がある」

 マルカノはビジャレアル時代から、ヘタフェ、オリンピアコス、ルビン・カザン、ポルト、ローマと全てのチームで毎年CLかELに出場してきた欧州カップ戦のスペシャリストでもある。一戦必勝で攻守にハードワークし、チームのためのプレーに全力を尽くすことの重要性を誰よりも熟知しているだろう。

 彼のマインドはポルトの選手たちにも浸透しているはず。レンジャーズ戦でも完封と勝利によって、ビッグクラブの誇りを示していきたいところだ。

(取材・文:舩木渉【ポルトガル】)

【了】

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