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安部裕葵、バルセロナB初ゴールで現地紙評価は? 最高点はトップ経験もある10番に

text by 編集部 photo by Getty Images

安部裕葵
安部裕葵がバルセロナBで公式戦初ゴールを挙げた【写真:Getty Images】

 日本代表FW安部裕葵は、現地17日に行われたスペイン2部B(3部相当)のコルネジャ戦でバルセロナB加入後初ゴールを挙げた。

 4-3-3の1トップで先発出場した安部に歓喜の瞬間がやってきたのは22分。MFリキ・プッチのロングパスに右ウィングのFWカルラス・ペレスが飛び出し、DFを振り切ってGKと1対1に。安部はカルラス・ペレスと相手GKが交錯してこぼれたボールを冷静に左足でゴールに流し込んでチームの2点目を奪った。

 乱打戦となって3-3で終えた試合から一夜明け、現地各紙は両チーム選手の採点を掲載している。

 大手『アス』紙は安部に「2点」をつけた。採点は3点満点だが、コルネジャ戦でバルセロナBの選手に3点はおらず。中盤で絶大な存在感を放ったリキ・プッチ、後半アディショナルタイムに劇的な同点PKを決めたキャプテンのMFモンチュ、先制点を挙げたカルラス・ペレス、前線で幅広く動いて相手の脅威になり続けたFWアレックス・コリャードとともに安部もチーム最高タイだった。

 また『マルカ』紙でも安部は「2点」と評価された。こちらも3点満点で、チーム内最高はカルラス・ペレスの3点だった。背番号10として破壊力溢れる突破を披露したカルラス・ペレスはすでにトップチームでもリーグ戦7試合に出場しており、Bチームでは今季初のリーグ戦出場だった。

 安部は試合後、「(味方のために)スペースを空けてあげたり、そういうのが大事だと思いますし、そういった動きをスタッフは見てくれていて、評価して(試合に)出してくれていると思います」と語っていた。

 1トップながらゴール前にとどまらず幅広く動いてチームを活性化し、ゴールという結果も残したことでファンや「スタッフ」からの信頼もより強固なものになったはず。今後のさらなる活躍に期待が高まる。

【了】

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