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欧州勢のクラブ世界一は7年連続。南米に対して優位が続く【クラブW杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

リバプール
クラブワールドカップ優勝を飾ったリバプール【写真:Getty Images】

 FIFAクラブワールドカップ2019カタールの決勝、リバプール対フラメンゴ戦が現地時間21日に行われ、延長戦の末に1-0で勝利を収めたリバプールが優勝を飾った。欧州勢のクラブワールドカップ優勝は7年連続となる。

 クラブワールドカップは2000年に第1回大会が開催されたあと、2005年からは毎年開催されている。第3回大会まではブラジルのクラブが連続優勝を飾ったが、その後は13年間で欧州勢が12回の優勝と圧倒的な成績を収めてきた。

 大会方式が現在とほぼ同じものとなった第2回大会以降、欧州王者のクラブは決勝進出を逃したことすら一度もない。一方で南米王者は準決勝で番狂わせの犠牲となったことも珍しくはなく、過去にアフリカ勢が2回、アジア勢が2回決勝進出を果たしている。

 欧州王者と南米王者のみが対戦する形で行われていた前身のインターコンチネンタルカップ(トヨタカップ)では、通算成績は南米側の22勝21敗とほぼ拮抗した成績だった。だが、その最後の10年間では欧州王者が8回の勝利を収めるなど、欧州優位の傾向はトヨタカップの時代から始まっていたと言える。

 トヨタカップおよびクラブワールドカップ決勝を過去に3回戦いながらも全て敗れていたリバプールにとっては初のクラブ世界制覇。イングランドのクラブとしては1999年トヨタカップ、2008年クラブワールドカップを制したマンチェスター・ユナイテッドに続いてわずか2クラブ目となる快挙を成し遂げた。

【了】

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