プレミアリーグでまたも人種差別が大問題に。トッテナム対チェルシー戦が騒然

2019年12月23日(Mon)15時52分配信

photo Getty Images
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トッテナム対チェルシー
両監督に説明を行うアンソニー・テイラー主審【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグ第18節のトッテナム対チェルシー戦が現地時間22日に行われ、アウェイのチェルシーが2-0で勝利を収めたが、この試合で観客から選手に向けて行われたとみられる人種差別行為が問題視されている。英『BBC』など複数メディアが伝えた。

 問題が発生したのはこの試合の後半。トッテナムのFWソン・フンミンがチェルシーのDFアントニオ・リュディガーに対するラフプレーで退場となった直後のことだった。スタジアムが騒然とする中、リュディガーは観客席から人種差別的な意味を持つ「サルの鳴き真似」が聞こえることをアンソニー・テイラー主審に訴えた。

 主審は国際サッカー連盟(FIFA)の定めた新規定に沿った対応を取り、一旦プレーを止めた上で両監督に事情を説明。スタジアムのスピーカーからは「人種差別行為が試合を妨害している」と3度にわたってアナウンスが行われた。中断中にはチェルシーのGKケパ・アリサバラガの近くに観客席から物が投げ入れられる場面もあった。

 トッテナムは試合後にこの一件についての声明を公式ウェブサイトに掲載。「現在徹底的な調査を行っている」としつつ「いかなる形の人種差別も一切受け入れられない」と主張し、人種差別行為を行った観客が特定された場合には「入場禁止を含めた最大限に強固な対応」を取ると述べている。

 イングランドサッカー選手協会(PFA)も声明を出し、選手を守る立場から遺憾の意を表明。「サッカーにおける人種差別に対して政府による調査を要請する」と、差別行為根絶に向けて徹底した措置を取る必要性を訴えた。

 リュディガーも自身の公式ツイッターアカウントでチームの勝利を喜びつつ、差別行為への反対姿勢を強調した。「公の場で話をすることが大事。そうでなければすぐに忘れられてしまう」「2019年になっても人種差別が存在しているのは残念。このナンセンスなことはいつになったらなくなるのか?」と同選手はコメントしている。

【了】

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