国際サッカー連盟（FIFA）が年間最優秀選手賞などの各賞を授与する「ザ・ベストFIFAフットボールアワーズ」は、新型コロナウイルスの影響により今年は中止されることになるかもしれない。スペイン紙『マルカ』などが伝えている。

【今シーズンのバルセロナはDAZNで！
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】

「ザ・ベスト賞」は、過去に存在したFIFA年間最優秀選手賞の後継となる形で2016年に設立。今年は9月にミラノで表彰式の開催が予定されていたが、FIFAはその中止を決断したという。式典の中止だけでなく、受賞者の選出自体も行われないとみられている。

　ウイルスの影響で中断された各国リーグや国際大会の多くは再開が目指されているが、フランスやオランダなどのようにシーズン打ち切りを決めたリーグや、再開可否がまだ不確実なリーグもある。年間最優秀選手やベストイレブンなどの選出を行わないのは、選出基準の公平性を保てないことも理由のひとつかもしれない。

「ザ・ベスト」の男子年間最優秀選手賞は2016年と2017年はクリスティアーノ・ロナウド、2018年はルカ・モドリッチ、昨年はリオネル・メッシが受賞していた。他に最優秀GKや最優秀監督、ベストイレブンなども含めて男女各賞の受賞者が選出される。年間最優秀ゴールに送られるFIFAプスカシュ賞も「ザ・ベスト」に組み込まれている。

　一方、『フランス・フットボール』誌主催のバロンドールや、欧州サッカー連盟（UEFA）の各賞、欧州得点王に贈られるゴールデンシューなどその他の年間賞の扱いは現時点では未定。他の賞にもウイルス危機が影響を及ぼすことになるかもしれない。

【了】