EURO2020の公式ツイッターが、イタリア代表FWロレンツォ・インシーニェの爽快なボレーシュートを紹介した。

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　サッカー好きであれば、何度も見たことがあるであろうセットプレーの形の一つが、CKからのダイレクトボレーだ。ゴール前の選手たちが相手DFを引きつけ、そこに生まれたスペースにキッカーがパス。これをペナルティエリアの手前で待っていた選手がダイレクトで狙うというお馴染みのデザインプレーである。

　ただ、この形の成功シーンは、ほとんど試合で見られない。特に、インシーニェのこのゴールのレベルで実現させた例は非常に少ないはずだ。

　EURO2020予選でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦したイタリア。相手守備をうまく引きつけると、CKも完璧だった。そこに待つ“10番”は、お手本のようなダイレクトボレーでズドン。ミートした瞬間にゴールを確信したかのような一撃をネットに突き刺した。

　練習ではできたとしても、本番ではなかなか見られない形。お馴染みパターンの完成形は、あまりにも美しい。