悲願のプレミアリーグ優勝に迫っているリバプールは、“社会的距離”を取りながらのトロフィー授与式を行うことになるのかもしれない。英紙『タイムズ』の報道を引用して複数メディアが伝えた。

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　新型コロナウイルスの影響により中断されているプレミアリーグは今月下旬から再開。首位を独走してきたリバプールは、残りの9試合で2勝を収めれば他チームの結果にかかわらず優勝が確定する状況にある。

　だが試合は無観客での開催となり、30年ぶりとなるリーグ優勝をサポーターと一緒に祝うことはできない。ホームタウンでのパレードも開催不可能であり、様々な制約の中での優勝祝いとなることは避けられないだろう。

　ピッチ上でのトロフィー授与式も開催されない可能性があるとの報道もあった。だが、選手たちがお互い距離を取りながら離れて立ち、順番にトロフィーを回して掲げるという形でのセレモニーが行われることも検討中だと伝えられている。

　先月29日に行われたオーストリアカップ決勝でレッドブル・ザルツブルクが優勝を飾った際には、実際にそういった形式での表彰式が行われた。だがピッチ上で接触を伴う試合を戦ったあとで、セレモニーで距離を取ることに意味があるのかという批判もあったようだ。

　一方、プレミアリーグ優勝チームに授与されるトロフィーに関しては、すでにリバプールの名前が刻み込まれている動画が出回っているとの報道もある。本来であれば優勝チーム決定後に刻まれるものであり、リバプールは独走中とはいえまだ優勝が決まったわけではない。だが動画の真偽に関しては疑わしい部分もあるようだ。

【了】