現地時間20日に行われたプレミアリーグ第30節のブライトン対アーセナルで起きた問題が尾を引いている。ブライトンのFWニール・モペイは、アーセナルGKベルント・レノに謝罪しつつも、「アーセナルには謙虚さが必要だ」と語った。英『スカイ・スポーツ』などが伝えている。

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　モペイは36分、中盤から出たロングフィードに反応したが、このボールは長く、GKレノに腕を伸ばしてキャッチされた。しかし、モペイは飛び込むことをやめず、空中で接触。着地に失敗したレノは負傷してしまった。担架で運ばれるレノは体を起こしてモペイに文句を言いながらピッチをあとにしている。

　モペイは試合後、『BTスポーツ』に対して、「僕はむこうのGKをケガさせるつもりはなかった。だから、ハーフタイムにミケル・アルテタ監督に謝りにいったんだ。僕はボールを取ろうと思ってジャンプしただけだ。彼が着地でひざを捻ったのだと思う。だから、彼らのチームにも謝った。彼を傷つけるつもりはなかったから、本当に申し訳なく思う。早く回復してほしい」と話した。

　しかし、アーセナル側にも問題はあるとモペイは指摘した。

「一部のアーセナルの選手は、謙虚さを学ぶ必要があるかもしれない。彼らは前半も後半も、リードを奪ったときも、いろいろなことを言ってきたよ」

　アーセナルのアルテタ監督は、モペイの発言に納得していない。試合後の会見でこう話した。

「相手を傷つけようとする選手はいないと思う。彼は好きなことを言うことができるが、私は自分の選手を知っている。彼らに欠けてないことの一つが謙虚さだと思っている」

　ブライトンは、プレミアリーグで10試合ぶりの白星だった。

【了】