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チェルシーのクラブ史上最高額補強は“不吉”!? 100億円のハフェルツは覆せるか

text by 編集部 photo by Getty Images

カイ・ハフェルツ
【写真:Getty Images】

 チェルシーは、クラブ史上最高額となる移籍金8000万ユーロ(約100億円)+ボーナスという金額でレバークーゼンからドイツ代表MFカイ・ハフェルツを獲得した。だがスペイン紙『マルカ』は、チェルシーの史上最高額選手という存在は一種の「呪い」だと指摘している。

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 現在21歳のハフェルツはレバークーゼンで各種の最年少記録を更新するなどの活躍を見せ、欧州屈指の有望な若手選手として評価を高めてきた。多くのビッグクラブからの関心が噂される中、チェルシーは総額100億円を越えると見込まれる大型取引を実現にこぎつけた。

 チェルシーが2018年にアスレティック・ビルバオからGKケパ・アリサバラガを獲得した際に契約解除金として支払われた金額も8000万ユーロとされており、ハフェルツの移籍金がこれを上回るかどうかはメディアによって見方が異なる部分もある。少なくともボーナスも含めた総額ではクラブレコードとなりそうだ。

 しかし、近年のチェルシーでクラブ史上最高額の補強だった選手たちは必ずしも期待通りの結果を残してきたわけではない。2006年に4388万ユーロ(約55億円)で加入したウクライナ代表FWのアンドリー・シェフチェンコは、ミラン時代のようにゴールを量産することはできなかった。

 続いて2011年1月には、後に日本でもプレーするFWフェルナンド・トーレスが推定5000万ポンド(約70億6000万円)で加入。チャンピオンズリーグ優勝などへの貢献もあったが、リバプール在籍時ほどのインパクトは残せなかったと評されている。

 2017年夏に6000万ポンド(約84億7000万円)で加入したFWアルバロ・モラタも、わずか1年半でチェルシーを去ることになった。2018年夏にクラブ最高額選手となったケパも、守護神としてゴールを守りながらも低調なパフォーマンスでたびたび批判の対象となっている。

【了】

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