フットボールチャンネル

アーセナルのスペイン代表DF、英4部の「世界一環境に優しいクラブ」株主に

text by 編集部 photo by Getty Images

エクトル・ベジェリン
【写真:Getty Images】

 イングランド・リーグ2(4部)のフォレスト・グリーン・ローバーズは8日、アーセナルに所属するスペイン代表DFエクトル・ベジェリンが同クラブの株式保有率2位の株主となり経営に参画することを発表した。

【今シーズンのアーセナルはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】

 イングランド南西部グロスターシャー州に本拠地を置くフォレスト・グリーン・ローバーズは、その名称にも表されるように環境保全のための様々な取り組みを行っていることで知られるクラブ。2018年には国連によりスポーツクラブとして初の「カーボンニュートラル(CO2排出量と吸収量がプラスマイナスゼロ)」と認定され、「世界一環境に優しいサッカークラブ」とも呼ばれている。

 ベジェリンもその理念に賛同し、株主となることを決めたようだ。「自分が情熱を持っていることに投資をするのは大事だ。サッカーがより持続可能な未来を持てるように後押しできるのを楽しみにしている」と同選手はコメントしている。

 ベジェリンはこれまでにも環境のための活動に貢献してきた。今年6月には昨季の残り試合でアーセナルが1勝を挙げることに3000本の樹木をアマゾンに植樹することを宣言し、ファンなどからの寄付金を合わせて最終的に6万本近くの植樹を行ったと報じられている。

 フォレスト・グリーン・ローバーズは選手やスタッフ、サポーターらに提供する食事を全面的にヴィーガン料理としている。ベジェリンも「3年前頃からヴィーガンになった」と述べ、それ以降コンディションが良くなったと感じられるとも話している。

【フットボール批評がついにアーセナルを大特集! 日本一硬派なサッカー専門誌がすべてのグーナーに贈るバイブルの詳細は↓↓↓をクリック!】

20200826_kanzen_kanzen

『フットボール批評issue29』


定価:本体1500円+税

≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。

“新アーセナル様式”の今後を追う。

詳細はこちらから

【了】

scroll top