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久保建英冷遇を現地記者批判。「マジョルカは彼が最高と気が付いた時には遅かった。エメリは…」

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
【写真:Getty Images】

 スペイン『ラジオ・マルカ』のラウール・バレラ記者は、日本代表MF久保建英が十分な出場時間を与えられていないことについて、ビジャレアルとウナイ・エメリ監督に対して批判的な見解を示している。

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 レアル・マドリードから昨季マジョルカにレンタルされて高い評価を受けた久保は、スペイン2年目の今季はもう一段階のステップアップとしてビジャレアルにレンタル。だがリーガエスパニョーラ開幕から5試合を終えた現時点で先発出場はなく、5回の交代出場で合計55分間のプレー時間にとどまっている。

 バレラ記者は、昨季終了後に多くのクラブからオファーが殺到した久保をビジャレアルに連れてくることを望んだのは他ならぬエメリ監督だったと振り返る。「久保を連れてきてくれればチームをチャンピオンズリーグに連れて行く」というのが、クラブに久保の獲得を要請する同監督の姿勢だったとされている。

 だが実際には、ここまで出場時間はわずか。「エメリは気が付いていないようだ、それともヨーロッパリーグで戦う方がいいのか」「モイ・ゴメス、イボーラ、アルカセル、チュクウェゼらが素晴らしいパフォーマンスを見せているのは認めるとしても、1ヶ月を過ぎて久保が出場時間を得られず、60分もプレーしていないのは理解に苦しむ」とバレラ記者は述べる。

 昨季のマジョルカでも久保が不動の先発に定着したのはシーズンが残り3分の1となった頃からだったが、最終的にチームが2部降格に終わったこともあり、それでは“遅すぎた”と主張。「久保こそが最高の選手だと(昨季マジョルカ監督)ビセンテ・モレノが気が付いた時には、マジョルカはもうセグンダに落ちていた」と表現している。

「何が起ころうとも、レアル・マドリードの上層部は彼らの若手スターを注視している」とバレラ氏は締めくくった。スペイン他メディアなどで報じられているように、このままの状況が続けば1月にレンタル先を変更することもあり得るとも考えているのかもしれない。

【了】

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