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セリエA 3年前

ナポリって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? 闘将ガットゥーゾの薫陶を受ける、錚々たるタレントたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW

イルビング・ロサーノ
【写真:Getty Images】

イルビング・ロサーノ(メキシコ代表/背番号11)
生年月日:1995年7月30日(25歳)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/4得点1アシスト

「チャッキー」の愛称で知られるメキシコ産のアタッカー。一瞬で相手を振り切れるスピードを持っており、その小柄な体躯からは想像できないパンチ力のあるシュートを繰り出して相手を恐怖へと誘う。ここ最近はオフ・ザ・ボールの動きにおける質も向上中と、危険度は増すばかりだ。

 高額な移籍金で加入した昨季はリーグ戦わずか4得点と期待外れな結果に終わったが、今季は早くも人が違ったように躍動しており、攻撃面において必要不可欠な存在となっている。その成長ぶりに「彼は肉体的に強くなっているし、DFとの接触時に飛び込まなくなった」と指揮官も太鼓判。

ヴィクター・オシムヘン
【写真:Getty Images】

ヴィクター・オシムヘン(ナイジェリア代表/背番号9)
生年月日:1998年12月29日(21歳)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/2得点1アシスト

 クラブ史上最高額の7000万ユーロ(約84億円)を投じて獲得した若き新エース。セリエAでも1、2を争うほどの爆発的スピードと強靭なフィジカルを生かしたダイナミックな突破で守備陣をぶち破り、最後は高い決定力を発揮して相手を奈落の底へと突き落とす。どのDFにとっても厄介なFWだ。

 ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の下では1トップとして起用されており、とくにトップ下のドリース・メルテンスとは抜群のコンビネーションを発揮している。ちなみに、自分または味方がシュートを外せば誰よりも悔しがり、逆に決まれば誰よりも喜ぶなど、感情表現が非常に豊か。

ロレンツォ・インシーニェ
【写真:Getty Images】

ロレンツォ・インシーニェ(イタリア代表/背番号24)
生年月日:1991年6月4日(29歳)
20/21リーグ戦成績:5試合出場/2得点0アシスト

 ナポリで生まれ、ナポリで育った地元のアイドル的存在。誰よりもチームを知る選手であり、昨年にマレク・ハムシクより腕章を受け継いだことで小柄な体躯には似合わない貫禄のようなものも出てきた。ちなみに幼少期の憧れはロナウド。父におねだりし、彼と同じスパイクで練習していたようだ。

 左サイドを主戦場とするアタッカーの持ち味は切れ味鋭いドリブルで、とくにカットインの精度と威力は申し分ない。そこから放つファーサイドへのコントロールショットは、もはや芸術作品と言ってもいいだろう。また、チャンスをクリエイトするラストパスのセンスもピカイチである。

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