フットボールチャンネル

アーセナル、冬の移籍市場で24歳FW獲得は不可能か。ノリッジ指揮官は売る気なし

text by 編集部 photo by Getty Images

エミリアーノ・ブエンディア
【写真:Getty Images】

 アーセナルが狙う24歳のアルゼンチン人MFエミリアーノ・ブエンディアに関して、同選手が所属するノリッジ・シティFCのダニエル・ファルケ監督が売る気はないとの意思を示した。19日に英紙『メトロ』が報じている。

【今シーズンのアーセナルはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中】


 メスト・エジルはトルコ1部のフェネルバフチェに移籍する見通しとなっており、その後釜としてアーセナルがブエンディアの獲得を検討していると伝えられていた。しかし、同紙のインタビューにファルケ監督は「ビジネスにおいて100%を保証することは出来ないが、この事柄については99%のラベルを付けることが出来る。客観的に判断すれば、現時点で私たちの選手が去ることに意味はなく、この1月にクラブが選手を売却することも意味がない」と答え、売る意思がないことを明かした。

 新型コロナウイルスの影響で経済的打撃を受けたクラブは選手の売却や給与削減などを余儀なくされている。だが、ノリッジに関してファルケ監督は「私たちは、より多くのお金を稼ぐことに必死ではない。それよりも私たちは成功を収めたいと思っており、キープレーヤーを売るリスクを冒したくない。私たちは銀行のように働いておらず、収益を最大化することよりも、プレミアリーグに戻るための成功に全力を捧げている。選手1人の移籍だけで計画が壊れる可能性もあるんだ。そうなっては意味ないだろう」と語り、昇格を第一に考えていることを明かしている。

 チャンピオンシップ(イングランド2部)の24試合が終了した時点でノリッジは首位。ブエンディアは今季リーグ戦20試合の出場で7得点7アシストを記録している。ノリッジは昇格争いをしているチームだけに、冬の移籍市場でブエンディアを売却する可能性はなさそうだ。

【フットボール批評がついにアーセナルを大特集! 日本一硬派なサッカー専門誌がすべてのグーナーに贈るバイブルの詳細は↓↓↓をクリック!】

20200826_kanzen_kanzen

『フットボール批評issue29』


定価:本体1500円+税

≪書籍概要≫
なぜ、あえて今アーセナルなのか。
あるアーセナル狂の英国人が「今すぐにでも隣からモウリーニョを呼んで守備を整理しろ」と大真面目に叫ぶほど、クラブは低迷期を迎えているにもかかわらず、である。
そのヒントはそれこそ、今に凝縮されている。
感染症を抑えながら経済を回す。世界は今、そんな無理難題に挑んでいる。
同じくアーセナル、特にアルセーヌ・ベンゲル時代のアーセナルは、一部から「うぶすぎる」と揶揄されながら、内容と結果を執拗に追い求めてきた。
そういった意味ではベンゲルが作り上げたアーセナルと今の世界は大いにリンクする。
ベンゲルが落とし込んだ理想にしどろもどろする今のアーセナルは、大袈裟に言えば社会の鏡のような気がしてならない。
だからこそ今、皮肉でもなんでもなく、ベンゲルの亡霊に苛まれてみるのも悪くない。
そして、アーセナルの未来を託されたミケル・アルテタは、ベンゲルの亡霊より遥かに大きなアーセナル信仰に対峙しなければならない。
ジョゼップ・グアルディオラの薫陶を受けたアーセナルに所縁のあるバスク人は、それこそ世界的信仰を直視するのか、それとも無視するのか。

“新アーセナル様式”の今後を追う。

詳細はこちらから

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top