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久保建英の苦境にスペイン紙が注目「ヘタフェでも…」「エメリが正しかった?」

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
【写真:Getty Images】

 冬の移籍市場でヘタフェに加入したが、最近3試合は先発を外れて交代での出場にとどまっているMF久保建英。スペイン紙『マルカ』は23日付記事で久保について特集し、苦しい現状を伝えている。

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 レアル・マドリードが保有権を持つ久保は今季前半戦をビジャレアルで過ごしたが十分な出場機会を得られず。冬の移籍市場では環境を変えることを選択し、ヘタフェを新たなレンタル先に選んだ。

 だが「タケ・クボ、ヘタフェでも…」「同じストーリーが繰り返されている」とスペイン紙は久保の現状に注目。ビジャレアルと同様の状況に陥りつつあるとして、「エメリが正しかったのか?」とも問いかけている。ビジャレアルのウナイ・エメリ監督は久保を先発で起用せず、“冷遇”しているとも言われていた。

 ヘタフェでのデビュー戦となったエルチェ戦では、練習なしの“ぶっつけ本番”で交代出場しながらもPK獲得など2得点に絡み、「やること全てがうまくいった」「チームの悪い流れを変えた」と『マルカ』は振り返る。だが先発で起用されたその後の4試合では、「時折素晴らしいクオリティーを垣間見せた」が、全体的には「ほとんど目立たなかった」と評している。

 最近3試合ではベンチスタートとなり、先週末のベティス戦では移籍後最も短い10分ほどの出場時間に終わった。不調に陥ったチームが「本来の姿を取り戻そうとした」ことが一因となり、久保は「ヘタフェの不振の犠牲となり主役の座を失いつつある」とスペイン紙は述べている。

 また同紙の別の記事では、数人の専門家らがマドリーのレンタル戦略全体について分析。久保だけでなくトッテナムのガレス・ベイルなど他にもレンタル選手の多くが苦しいシーズンを過ごしているとして、適切なレンタル先を選ぶのは非常に難しいと指摘している。

【了】

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