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レアル・マドリードには誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? モドリッチらベテラン勢が健闘、アザールの裏切りは続く…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

カゼミーロ
【写真:Getty Images】

カゼミーロ(ブラジル代表/背番号14)
生年月日:1992年2月23日(29歳)
20/21リーグ戦成績:21試合出場/5得点0アシスト

 ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアル・マドリードの絶対的アンカーだ。とにかくフィジカルコンタクトに強く、相手を真っ向から次々と潰す。危機察知能力も抜群に高いため、敵選手より先にアクションを起こしては確実にピンチの芽を摘むことも可能としている。まさに、世界屈指の番人だ。

 当然ながらこの男の代役は不在だ。毎シーズンのようにフル稼働が求められており、今季もここまでほとんどの試合で出番を得ている。なお、ブラジル人MFの1シーズンにおけるこれまでのリーグ戦最多得点数は「5」。今季はすでに5得点をマークしているため、キャリアハイ更新を果たしそうだ。

ルカ・モドリッチ
【写真:Getty Images】

ルカ・モドリッチ(クロアチア代表/背番号10)
生年月日:1985年9月9日(35歳)
20/21リーグ戦成績:23試合出場/3得点2アシスト

 昨季序盤戦は怪我の影響などもあって苦しんだ印象が強かったが、シーズンが進むにつれ本来の輝きを取り戻し、まだまだ必要な戦力であることを証明した。そして、万全な状態で挑んだ今季も多くの試合に絡んでおり、チームを牽引。ジネディーヌ・ジダン監督やサポーターを満足させている。

 35歳のMFはトップチームにおける最年長選手だ。ただ、運動量豊富にピッチを動き回ってボールへ絡み、攻守の切り替えは誰よりも速いなど、年齢による衰えは微塵も感じられない。現地紙によると食事、疲労回復などに相当気を配っているようだが、その努力こそが世界最高たる所以だと言える。

トニ・クロース
【写真:Getty Images】

トニ・クロース(ドイツ代表/背番号8)
生年月日:1990年1月4日(31歳)
20/21リーグ戦成績:21試合出場/2得点6アシスト

 2018/19シーズンはラ・リーガ無得点に終わるなど批判の的に。しかし、昨季は精緻なパスでゲームをコントロールするなど、限界説を見事に払拭している。そのドイツ人MFは、今季も指揮官からの信頼を掴んでおり、ルカ・モドリッチやカゼミーロと共に中盤のクオリティーを高め続けている。

 爆発的なスピードや圧倒的なフィジカルを持っているわけではないが、左右両足から放つパスセンスに関しては間違いなく世界トップレベル。相手守備陣を恐怖へと誘う決定的な配球は、今季もすでに幾度となくみられている。ちなみにサッカー界のアイドルは元フランス代表ヨアン・ミクーだ。

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