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レアル・マドリードには誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? モドリッチらベテラン勢が健闘、アザールの裏切りは続く…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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マルコ・アセンシオ
【写真:Getty Images】

マルコ・アセンシオ(スペイン代表/背番号11)
生年月日:1996年1月21日(25歳)
20/21リーグ戦成績:22試合出場/2得点2アシスト

 前十字靭帯断裂の大怪我を負った影響で昨季は序盤戦を棒に振ることになったが、復帰戦となった第29節のバレンシア戦でいきなり1得点1アシストと活躍。以降もコンスタントに出番を得た。今季は怪我により開幕2試合こそ欠場したものの、その後は主に右ウイングとして起用され続けている。

 ドリブルのスピードが申し分なく、豪快にゴールネットを揺らすパンチ力ある左足のシュートも持ち味。良い意味でエゴも発揮できるが、味方との連係プレーも決して悪くない。と、能力の高い選手だが、今季ここまではゴールもアシストもかなり寂しい数字。物足りなさを残してしまっている。

カリム・ベンゼマ
【写真:Getty Images】

カリム・ベンゼマ(元フランス代表/背番号9)
生年月日:1987年12月19日(33歳)
20/21リーグ戦成績:21試合出場/12得点5アシスト

 レアル・マドリード在籍12年目を迎えた絶対的ストライカーだ。あらゆる場所からゴールを奪うことができる決定力の高さはもちろんのこと、密集地帯を苦にしない足下の技術に味方を生かす術も兼ね備えるなど、最前線で果たす仕事量は計り知れない。33歳と若くないが、凄みは年々増している。

 ラ・リーガでは2季連続の20得点超えを記録中で、今季もすでに二桁得点を叩き出しているなど、エースストライカーとしての役割を全うしている。現在のマドリーにはこの男以外に多くの得点を期待できる存在がいないため、背番号9の輝きが同クラブが高みにのぼるためのカギと言えそうだ。

ヴィニシウス・ジュニオール
【写真:Getty Images】

ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル代表/背番号20)
生年月日:2000年7月12日(20歳)
20/21リーグ戦成績:21試合出場/2得点3アシスト

 2019年夏にチェルシーから高額な移籍金でやって来たエデン・アザールは、ここまで全く戦力になることができていない。レアル・マドリード加入後の1年半で実に10回も負傷するなど、期待を裏切り続けている。そんな中、マドリーの左翼を任されているのが、若きブラジル人アタッカーである。

 非凡なスピードを生かしたドリブルが最大の武器で、サイドを単独で切り裂くことをいとも簡単にやってのける。狭いスペースを攻略するテクニックの高さも売りだ。一方で、ゴールやアシストといった仕上げ部分のクオリティーは物足りず、相手に与える怖さが絶大とは言い難いのが事実である。

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