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ベンチ続く久保建英、現地メディアが“ライバル”と比較。「クボを上回る部分が3つある」

text by 編集部 photo by Getty Images

久保建英
【写真:Getty Images】

 出場機会を求めて冬の移籍市場でヘタフェに加入したが、ここのところベンチスタートが続いているMF久保建英。スペイン『EFE通信』は久保の現状を伝えつつ、ポジションを争うアラン・ニョムと久保の能力を比較している。

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 久保は今季前半戦に所属したビジャレアルで出場機会を失い、レアル・マドリードからのレンタル先を冬に変更。ヘタフェではデビュー2戦目から先発に定着し、その目的は果たされたかに見えたが、4試合に先発したあとはベンチスタートからの交代出場が5試合続いている。

 久保が主に起用されるポジションである中盤右サイドで先発することが多いのはカメルーン代表のニョム。そのニョムは「久保よりはるかにクオリティーの劣る選手」であり、ビジョン、キック、クロス、ボールコントロールなど「ほぼあらゆるエリアで若い日本人選手よりポイントが低い」とスペインメディアは両選手の差を論じている。

 それでもニョムが先発に起用されるのはなぜなのか。「久保を上回るクオリティーが3つある」ことがその理由だとされている。ホセ・ボルダラス監督からの全面的な信頼を勝ち取ったこと、圧倒的な献身性、そして「久保にはない悪賢さで相手選手を“メチャクチャにする”力」の3つだ。

 現地時間13日に行われるラ・リーガ第27節の試合では、ヘタフェは首位アトレティコ・マドリードをホームに迎える。強豪相手の厳しい試合では、ボルダラス監督はやはり「魔法より筋肉の方を必要とする」ため、久保ではなくニョムを先発起用する可能性が高いと予想されている。苦しい状況は続きそうだが、久保としては交代出場からでも監督の信頼を勝ち得るような結果を出したいところだ。

【了】

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