【レスター 5-0 シェフィールド・ユナイテッド　プレミアリーグ第28節】

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　プレミアリーグ第28節、レスター対シェフィールド・ユナイテッドが現地時間14日に行われ、5-0でホームチームが大勝している。

　チャンピオンズリーグ（CL）出場圏内を維持したいレスターは、先日クリス・ワイルダー監督の退任を発表した最下位シェフィールドを容赦なく叩き潰した。39分に先制弾を奪うと、後半に入り一気に4得点。被シュート数はわずか1本とまさに圧倒的な内容であった。

『Opta』によると、この日のレスター（3.95）とシェフィールド（0.10）の間には「3.85」ものxG（ゴール期待値）の差があったという。これは今季のプレミアリーグにおいて2番目に大きい差だったという（1番は第22節マンチェスター・ユナイテッド9-0サウサンプトンで「4.19」）。この数字を見ても、いかに試合が一方的な展開だったかがわかるだろう。

　そんなシェフィールド戦で最も躍動していたのが、ナイジェリア代表FWケレチ・イヘアナチョだ。

　同選手は39分、ジェイミー・ヴァーディーからのクロスを冷静に流し込みチームに先制をもたらすと、69分にもヴァーディーのパスからゴールネットを揺らしている。そして78分にはDFが誰も寄せてこないとみると、ペナルティーエリア手前から左足を一振り。再びゴールネットに突き刺した。イヘアナチョにとってはこれがプレミアリーグ初のハットトリック達成だった。

　さらにデータサイト『Who Scored』によると、イヘアナチョはドリブル成功数6回を記録。これは両チーム合わせて断トツの数字となっている。まさにシェフィールドをズタズタにした同選手には、最高の10点満点が与えられている。

　シーズン序盤はベンチスタートがほとんどで得点から遠ざかっていたイヘアナチョだが、ここにきてリーグ戦3試合連続ゴールと勢いに乗っている。今後の更なる活躍に期待したいところだ。

【了】