【セビージャ 2-0 エルチェ　リーガ・エスパニョーラ第2節（延期分）】

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　リーガ・エスパニョーラ第2節の延期分、セビージャ対エルチェが現地時間17日に行われ、2-0でホームチームが勝利している。

　セビージャは今月6日にも第26節でエルチェと対戦しており、この時は1-2で敗れていた。しかし、今回の試合では43分に先制点を挙げると、後半アディショナルタイムにフランコ・バスケスが勝負を決める2点目を奪取。完封勝利を収め、リーグ戦連勝を果たすことになった。

　このエルチェ戦で貴重な先制弾をマークしたのが、FWユセフ・エン＝ネシリだ。モロッコ代表FWは0-0で迎えた前半終了間際、スソからのクロスに素早く反応し、非常に力強いヘディングシュートを叩き込んでいる。同選手はこれで公式戦3試合連発ということになった。

　昨季までリーグ戦で二桁得点をマークしたことのなかったエン＝ネシリだが、今季はすでに27試合の出場で15得点を奪うなど爆発している。得点ランキングではリオネル・メッシ、ルイス・スアレスに次ぐ3位タイにつけており、20ゴール超えも果たせそうな勢いである。

　エン＝ネシリの怖さはとにかくゴールに貪欲なところだ。ボールを持てばストライカーらしく常に「得点」を意識しており、どんなに難しい場所からでも狙えるのならば狙うという姿勢を一貫している。だから、相手GKの意表を突くことも多い。

　そして、あらゆるパターンで点を奪えるあたりもモロッコ代表FWの強みだ。事実、今季リーグ戦でマークした15得点のうち、4得点は右足、6得点は左足、5得点は頭という数字が出ている。ヘディングでのゴール数「5」に関しては、カゼミーロやカリム・ベンゼマらを抑えリーガ・エスパニョーラでトップの成績となっている。

　リーグ戦4試合連続無得点からの2試合連続得点を記録したエン＝ネシリ。ここからさらにギアを上げていけるか注目だ。

【了】