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控えDFがレアル・マドリード準決勝進出の立役者。泥臭い守備と華麗なセーブ、急造DF陣が残した輝かしいスタッツは…【欧州CL】

text by 編集部 photo by Getty Images
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【写真:Getty Images】

【リバプール 0-0 レアル・マドリード CL準々決勝2ndレグ】

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、リバプール対レアル・マドリードが現地時間14日に行われた。1stレグを3-1で勝利していたレアルは0-0のスコアレスドローに持ち込み、準決勝進出を決めている。

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 レアルは復帰間近とされていたセルヒオ・ラモスが、ラファエル・ヴァランに続いて新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。ダニ・カルバハルもこの試合には間に合わず、その穴を埋めていたルーカス・バスケスはバルセロナとのエル・クラシコで負傷。右サイドバックと両センターバックを欠く中で、リバプールとの一戦に臨んでいる。

 対するリバプールも同じ悩みを抱えていた。フィルジル・ファンダイク、ジョー・ゴメス、ジョエル・マティプが今季絶望とされる大怪我で離脱中。彼らの代わりにセンターバックを務めることも多かったジョーダン・ヘンダーソンも離脱している。

 セルヒオ・ラモスとヴァランに代わってセンターバックを務めたのはナチョ・フェルナンデスとミリトン。MFを本職とするフェデリコ・バルベルデが右サイドバックで起用された。

 1stレグを落としたリバプールが攻め続けたが、レアルの守備陣が水際でリバプールの攻撃を食い止めた。データサイト『Whoscored』によると、DFとして先発した4人で計26回のクリアを記録。ミリトンは3本のシュートブロックをマークしている。欧州でも屈指のFW陣と対峙したが、ミリトンの泥臭いディフェンスが光っていた。

 GKティボー・クルトワもチームを救った。立ち上がりにロングボールからピンチを迎えたが、モハメド・サラーのシュートを左足でセーブ。11分にはジェイムズ・ミルナーのミドルシュートを右手1本で弾くなど、華麗なセーブを連発して守備陣を支えていた。

 控えに回ることが多かったミリトンとナチョが奮闘し、守護神のパフォーマンスも素晴らしかった。選手層の厚みを見せたレアルは、3連覇を成し遂げた17/18シーズン以来となる準決勝進出を果たした。控え選手の活躍は、タイトル奪還に大きな追い風となるだろう。

【了】

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