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鉄壁だったアーセナルの守備。枠内シュート0で完封、安定感抜群でデュエルに勝ち続けた男とは?【EL】

text by 編集部 photo by Getty Images
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【写真:Getty Images】

【スラヴィア・プラハ 0-4 アーセナル EL準々決勝2ndレグ】

UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグ、スラヴィア・プラハ対アーセナルが現地時間15日に行われ、0-4で快勝したアーセナルが準決勝進出を決めている。

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 スラヴィア・プラハは難敵だった。チェコ・フォルトゥナ・リーガで首位を独走し、リーグ断トツトップの72得点を挙げている。対するアーセナルはプレミアリーグで2試合続けて3失点を喫するなど、守備陣に不安を抱えていた。

 しかし、アーセナルは強力な攻撃陣を完封した。枠内シュートを1本も許さず、8本のシュートのうち6本はアーセナルの選手がブロックしている。「今日(の守備)は本当にソリッドで、枠内シュートを許すとは思えなかった」とミケル・アルテタ監督が振り返ったように、アーセナルは身を呈して強固なディフェンスを遂行した。

「シェフィールド戦でプレーしたやり方が助けになった」とアルテタ監督は話している。3-0で快勝した11日のシェフィールド・ユナイテッド戦に送り出した11人のうち、10人をこの試合にも先発起用。中盤の底とDFラインは同じ顔ぶれが並んだ。左サイドバックにグラニト・ジャカ、右サイドバックにカラム・チェンバースを置く布陣は、アーセナルに安定感をもたらしている。

 中盤ではトーマス・パルティが効いていた。DFラインの前でことごとくピンチの芽を摘んでいた。データサイト『Whoscored』によると、両チーム通じて最多となる5度のタックルと3度のインターセプトを記録し、対人守備は安定感抜群だった。

 VARによって得点が認められなかった14分のシーンもパルティのタックルが起点だった。先制点もジャカとパルティが挟み込んでボールを奪ったところから。2点目も相手のパスをパルティが引っ掛けてカウンターに繋げた。守備の安定感は攻撃の質を高めていた。

【了】

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