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現代の若者に90分間は長過ぎる? レアル会長「試合を短くするべきかも」

text by 編集部 photo by Getty Images

フロレンティーノ・ペレス
【写真:Getty Images】

 欧州スーパーリーグの開催が実現するとすれば、試合時間が現在の45分ハーフより短縮されることもあり得るのだろうか? 同リーグのチェアマンに就任したレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長による発言に注目が集まっている。

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 マドリーを含む12クラブから「欧州スーパーリーグ」の設立が現地時間18日に共同声明の形で発表され、サッカー界を揺るがした。欧州サッカー連盟(UEFA)をはじめとして各方面から激しい反対の声が上がっており、新リーグ実現へのハードルは非常に高そうだ。

 ペレス会長は19日にスペイン『エル・チリンギート』のインタビューに答え、スーパーリーグの設立は「サッカー全体を救うため」であると主張。16歳から24歳までの若者のうち40%がサッカーに無関心であるというデータを用い、「質の低い試合が多い」ことがその一因であるとして、ビッグクラブ同士の対戦が多く組まれるスーパーリーグがその解決策になり得るとしている。

 同時にペレス会長は、現在のサッカーの試合時間が若い世代にとって「長すぎる」可能性にも言及。「現実に、彼らは試合が長すぎると言っている。サッカーが生き残り続けるためには何かを変えなければならない。若者が試合を丸々見ないというのであれば、面白さが十分ではないか、試合を短くしなければならないということだ」と語った。

 近年ではサッカーのルールにも様々な変更が加えられているが、「90分間」という試合時間は、19世紀にイギリスで制定されて以来基本的に変わっていない。サッカー以外にも数多くあふれる娯楽やコンテンツが次々と消費されていく現代には適していない可能性もあるのだろうか。

【了】

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