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ポグバはファウルでしか止められない! 美しいゴールと華麗なドリブル、ローマを苦しめたプレーとは?【EL】

text by 編集部 photo by Getty Images
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【写真:Getty Images】

【マンチェスター・ユナイテッド 6-2 ローマ EL準決勝1stレグ】

 現地時間29日に行われたUEFAヨーロッパリーグ準決勝1stレグで、ポール・ポグバが躍動した。左サイドハーフで先発したポグバは次々とチャンスを生み出し、美しいゴールで試合を決定づけた。

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 先制点はポグバが起点となった。左サイドでボールを受けて相手選手と入れ替わると、2人に囲まれながらパスを送る。カバーニからパスを受けたブルーノ・フェルナンデスがゴールに流し込んだ。

 しかし、ポグバはその約5分後、不運な形で失点に絡んでしまう。自陣の左サイドに戻り、リック・カルスドルプのクロスを防ぐべく滑り込んだが、意図しない形で上げた腕にボールが当たってしまう。ローマにPKが与えられ、15分にマンチェスター・ユナイテッドは同点に追いつかれている。

 しかし、ここで終わらないのがこの日のポグバだった。持ち前のキープ力と推進力を活かして、左サイドでチャンスの起点となった。データサイト『WhoScored』によれば、ポグバが受けたファウルとドリブルはともに両チーム最多の4回。アドバンテージが取られてスルーされたものを含めれば、その数はさらに多くなる。ローマはファウルでしか止められなかったが、タクティカルなファウルで止めようとしても振り切られるシーンもあった。神出鬼没に中央や右サイドにも顔を出し、ローマの守備陣を苦しめていた。

 48分にもハーフウェイ付近から鋭いパスをカバーニに送り、同点ゴールをおぜん立てした。3点目のシーンも、ハーフスペースでボールを受けたときに相手を3人も引きつけている。

 きわめつけはチームの5点目。ショートコーナーを受けたブルーノ・フェルナンデスがゴール前にクロスを入れる。ボールはポグバの頭にピンポイントで通り、打点の高いヘディングがゴールネットを揺らした。

 アシストこそつかなかったが、アタッキングサードで違いを生んだのはポグバだった。3得点に絡み、決定的な5点目を決めた。ユナイテッドはローマに6-2で大勝し、2ndレグに大きな弾みをつけている。

【了】

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