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世界最高のセンターバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング11位~15位。バルセロナの偉人と新世代の順位は…(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11位:バルセロナの攻撃を彩る技巧派CB

クレマン・ラングレ 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】

DF:クレマン・ラングレ(バルセロナ)
生年月日:1995年6月17日(25歳)
19/20リーグ戦成績:28試合1得点2アシスト
市場価値:4000万ユーロ(約48億円)

 ルイス・スアレスやイバン・ラキティッチらベテランが抜け、リオネル・メッシやセルヒオ・ブスケッツら生え抜きも30代に差し掛かった。世代交代を迎えたバルセロナで、クレマン・ラングレはクラブに欠かせない存在として地位を確立している。2018年夏にセビージャから移籍した当初は3番手だったが、サミュエル・ウンティティの怪我もありジェラール・ピケの相棒に定着している。

 圧倒的に優れた身体能力があるわけではないが、大きな穴はない。最大の武器は左足から放たれるキックで、その精度はピケに勝るとも劣らない。鋭い縦パスを通し、右サイドに正確なロングフィードを通す。DFラインの裏に落とすパスも正確で、バルセロナの攻撃の起点となっている。

 ピケが怪我で離脱した期間が長かった今季は、若いオスカル・ミンゲサやロナルド・アラウホともコンビを組んでいる。能力の高さはラ・リーガでも屈指だが、所々ミスが目立つ。2月のカディス戦ではクリアしようと振り上げた足で相手選手を蹴ってしまい、同点ゴールにつながるPKを献上。こういったミスがなくなれば、欧州でも屈指のインテリジェンスなセンターバックとなるだろう。

【了】

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