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マンU、何故こんなにもPK戦が弱いのか?悲惨すぎるPK戦の成績。直近7試合で勝利したのは…【EL】

text by 編集部 photo by Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド
【写真:Getty Images】



【ビジャレアル 1-1(PK11-10) マンチェスター・ユナイテッド ヨーロッパリーグ決勝】

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝戦、ビジャレアル対マンチェスター・ユナイテッドが現地時間26日にポーランドのスタディオン・エネルガ・グダニスクで行われた。PK戦の末にビジャレアルが悲願の初優勝を果たした。

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 ビジャレアルはジェラール・モレノのゴールで先制に成功。だが、ユナイテッドはエディンソン・カバーニのゴールで同点に追いついく。試合は延長戦に突入するも、決着はつかず。PK戦に突入。PK戦では両チーム合わせて21人連続成功。だが、GKダビド・デ・ヘアが最後外してしまいビジャレアルの勝利が決まった。

 PK戦にまでもつれ込む激闘の末、敗れたユナイテッドのファンからすると、何故こうもPK戦で勝てないんだという心情かもしれない。データサイト『Opta』によると、2009年3月以降、ユナイテッドはPK戦までもつれ込んだ7試合のうち、勝利したのはわずか1試合のみだという。

 ユナイテッドは2009年4月19日に行われたFAカップ準決勝エバートン戦でPK戦の末に敗れてからPK戦での敗戦が続く。同年8月のチェルシーとのコミュニティシールド、2014年1月22日のサンダーランドとのEFL準決勝、2015年10月28日のミドルスブラとのEFLカップ4回戦、2018年9月25日のダービー・カウンティとのEFLカップ3回戦とPK戦で5連敗となった。

 勝利した試合は2019年のEFLカップ3回戦のロッチデール戦である。1-1で試合が終わり、ユナイテッドは6-5でPK戦に勝利。2009年3月1日のEFLカップ決勝トッテナム戦の次にPKで勝利したのは、ロッチデール戦のみである。約12年間の間で7試合PKまでもつれ込み、勝利したのはわずか1という悲惨すぎる成績となっている。

 PK戦ではGKの活躍で勝利することが多い。だが敗戦しても、それはGKが原因ではない。ユナイテッドのPKの成績を見ると、ウェイン・ルーニーやマイケル・キャリック、フィル・ジョーンズやライアン・ギグスなどの名手がPKを外して敗戦している。やはりキッカーのPK失敗が響いているようだ。

【了】

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