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アーセナル守備陣も呆然…今季ベストゴールに選ばれたスパーズMFの一撃がとんでもない!

text by 編集部 photo by Getty Images

エリック・ラメラ
【写真:Getty Images】


 2020/21シーズンのプレミアリーグ年間ベストゴールが5日に発表された。受賞したのは、トッテナムのアルゼンチン代表MFエリック・ラメラがアーセナルとの大一番で記録した“ラボーナ”によるスーパーゴールだ。

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 年間ベストゴールは、各月の月間ベストゴールに選出された計9ゴールを候補として行われた投票により選出された。ラメラはモハメド・サラー(リバプール)やブルーノ・フェルナンデス、エディンソン・カバーニ(ともにマンチェスター・ユナイテッド)、ジェシー・リンガード(ウェスト・ハム)などのゴールを抑えて1位に選出されている。

 3月の月間ベストゴールに選ばれていたラメラの得点は、3月14日に行われた第28節のアーセナル戦で前半33分に記録された先制ゴール。試合はトッテナムが逆転されての敗戦に終わり、ラメラ自身も後半にレッドカードを受けて退場となってしまったが、それでもこのゴールは目を疑うほどとんでもない一撃だった。

 ルーカス・モウラからの短い横パスをエリア内左寄りの位置で受けたラメラだが、ボールは利き足ではない右足側に転がり、しかも正面は3人のアーセナル守備陣に塞がれている。そのままシュートを放つのは、普通であれば厳しい状況だった。

 だがラメラがここで咄嗟に選択したのは、右足の後ろへ左足を交差して放つ“ラボーナ”のシュート。正確に捉えられたボールは一人目のDFの股間を抜け、残り2人の横を抜けるとゴール右隅の絶妙なコースへ転がり込んだ。アーセナル守備陣も何が起こったのか理解に苦しむかのように呆然と立ち尽くすしかなかった。

 ラメラはラボーナを非常に得意とし、過去にもこのキックでスーパーゴールを記録している。スパーズではなかなか先発での出場機会を得られず、今季リーグ戦での得点はこの1点のみとなったが、その1点はまさに年間ベストゴールにふさわしい一撃だった。

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