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リバプール、21/22シーズンの予想スタメン&フォーメーション。補強はわずか1人。南野拓実は残念ながら…

text by 編集部 photo by Getty Images

リバプール
【写真:Getty Images】



 イングランド・プレミアリーグでは2021年夏の移籍市場が閉幕した。ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールはあまり派手な動きを見せず、1人の選手を獲得するに留めている。では、2021/22シーズンの基本スタメンはどうなるのだろうか。

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 GKはアリソンが不動だ。昨季は軽率なミスも目立っていたが、それでもシュートストップ能力の高さに疑いの余地はない。今季もあらゆる場面でチームを救ってくれるだろう。

 センターバックはジョエル・マティプとフィルジル・ファン・ダイクのコンビがファーストチョイスになるか。昨季はこのポジションの人材難に苦しんでいたが、今季は新たにイブラヒマ・コナテが加わり、さらにジョー・ゴメスやナサニエル・フィリップスも控えるなど層が厚い。前シーズンのような緊急事態に陥る可能性は低いと言えそうだ。

 右サイドバックのトレント・アレクサンダー=アーノルド、そして左サイドバックのアンドリュー・ロバートソンは今季も不動の地位を築く。ネコ・ウィリアムズやコスタス・ツィミカスがどこまで彼らをサポートできるかも注目だ。

 中盤3枚はファビーニョ、主将ジョーダン・ヘンダーソン、そしてチアゴ・アルカンタラが基本になると予想する。とくに、在籍2年目を迎えるチアゴがどれだけチームに貢献できるかは注目ポイントの一つと言えるだろう。能力に関しては申し分ないものがあるだけに、良いコンディションを維持して継続的にピッチに立ってほしいところ。ジョルジニオ・ワイナルドゥムが抜けたため、より一層彼への期待感は高まっている。

 控えにはナビ・ケイタ、カーティス・ジョーンズ、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、ジェームズ・ミルナー、ハーヴェイ・エリオットらがいるなど、中盤も枚数的には十分だ。その中でも注目したいのはエリオット。18歳の新鋭はブレイクなるだろうか。

 そして前線3枚には、お馴染みの人物が並ぶ。モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネである。また、ここにレギュラークラスのディオゴ・ジョッタが控えているのも心強い。しかし、総合的に見ればFWの選手層は十分とは言えず、ここは今季の不安要素の一つとなってくるはずだ。

 気になる日本代表FW南野拓実だが、厳しい立場にあると言わざるを得ない。ウイングタイプではないため基本的にフィルミーノの控えになるはずだが、ジョッタも同ポジションでのプレーは可能で、さらにクロップ監督はオックスレイド=チェンバレンの「偽9番」も開幕前に試している。リーグ戦でのスタメン起用が0になる可能性は残念ながら高い。

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