バルセロナのスペイン代表MFペドリは、ほぼノンストップで稼働し続けた過酷な1年間を経て、ようやく短い“シーズンオフ”を迎えることになった。今後2週間ほどの休養を取ることが見込まれている。

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　昨年夏に17歳でバルセロナに加入したペドリはすぐにレギュラーに定着し、昨季のリーガエスパニョーラでは最終節を除く37試合に出場。公式戦合計52試合という出場数はチーム内でも単独最多となった。

　今年3月にデビューしたスペイン代表にも定着してユーロ2020（欧州選手権）に出場し、大会ベストイレブン・最優秀若手選手に選ばれる活躍。さらにU-24スペイン代表として東京五輪（東京オリンピック）にも参戦し、決勝まで戦い続けた。2020/21シーズンにはクラブと代表を合わせて合計73試合に出場したことになり、これはマンチェスター・ユナイテッドのMFブルーノ・フェルナンデスを上回る欧州最多の出場数となっていた。

　五輪を終えた後も休みはなく、決勝の9日後にはバルセロナで新シーズンのリーガ開幕戦にフル出場。続いて21日のアスレティック・ビルバオ戦にも先発したが、さすがに疲労の影響も感じさせていた。

　バルセロナは29日に次節のヘタフェ戦を行うが、ロナルド・クーマン監督はこの試合にペドリを起用せず休ませることを明言。また、9月初旬にワールドカップ欧州予選の3試合を戦うスペイン代表への招集も免除されることになると見込まれている。昨年9月にシーズンをスタートさせて以来、計75試合を戦い続けてきたペドリにようやく休息の時が訪れることになりそうだ。

【了】