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レアル・マドリード21世紀ベストイレブン。セルヒオ・ラモス、ジダン、C・ロナウド… 豪華すぎる、世界最強の戦士たち

シリーズ:21世紀ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

MF紹介

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【写真:Getty Images】



カゼミロ(ブラジル代表)
生年月日:1992年2月23日
在籍期間:13年夏~
クラブ通算成績:295試合30得点25アシスト
代表通算成績:58試合4得点2アシスト

 2013年にレアル・マドリードに加入後、FCポルトにレンタルに出されたカゼミロはシーズン終了後に復帰。スタメンに定着すると、世界最高峰のボランチに成長した。エル・ブランコの絶対的存在となり、前人未到のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)、FIFAクラブワールドカップ3連覇に貢献。影の立役者として、同クラブに数々のタイトルをもたらした。

 ピッチ中央に君臨するカゼミロは、広い視野と鋭い危機感知能力を活かして広範囲をカバー。相手のチャンスの芽を確実に摘み取るこの男は、まさに最強の守備職人だ。さらに、強烈なミドルシュートや空中戦で強さを見せるカゼミロは、守備だけでなく攻撃面にも大きく貢献する。中盤の要と相手を抑え、攻守を繋ぐこのMFがいる限り、レアル・マドリードは最強であり続ける。

ルカ・モドリッチ(クロアチア代表)
生年月日:1985年9月9日
在籍期間:12年夏~
クラブ通算成績:398試合28得点62アシスト
代表通算成績:140試合18得点22アシスト

 名だたるスター選手が在籍したレアル・マドリードの中でもルカ・モドリッチを忘れてはいけない。2012年に加入以降、エル・ブランコに数々のタイトルをもたらし、2018年にリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドを抑えてUEFA欧州最優秀選手賞、FIFA最優秀選手賞を受賞したモドリッチは、同クラブ史上最高のMFと言っても過言ではないであろう。10番を背負うこの男は、36歳となってなお世界最高のクラブを牽引し続けている。

 相手の意表を突くラストパス、強烈なミドルシュート、豊富な運動量、さらに献身的な守備とMFに求められる全てを兼ね備えるモドリッチは、まさに世界最高の万能型MFだ。欠点がほとんどなく、強いて挙げるとすれば172cmと小柄な身長くらいだろう。クラブとしても選手としても頂点に昇り詰めたこのMFのパフォーマンスは、ベテランとなっても健在。レアル・マドリードにあといくつのタイトルをもたらすのか。エル・ブランコの歴史に名を刻んだこの男の活躍からまだまだ目が離せない。

ジネディーヌ・ジダン(元フランス代表)
生年月日:1972年6月23日
在籍期間:01年夏~06年夏
クラブ通算成績:227試合49得点68アシスト
代表通算成績:108試合31得点30アシスト

 そしてMF3人目はフランスのレジェンド、ジネディーヌ・ジダンだ。レアル・マドリードで選手として6個のタイトルを獲得。さらに、監督としては前人未到のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を含む11個のタイトルをもたらすなど、エル・ブランコで選手と監督の両方で頂点に立ったこの男は、レアル・マドリードという枠を超えたサッカー界のレジェンドだ。選手と監督の両方でCLを制した者はいるが、ここまで成功するレジェンドは今後現れないかもしれない。

 ジダン最大の武器は、見る者全てを魅了する華麗なボールコントールだ。代名詞であるマルセイユルーレットはもちろん、足に吸い付くようなトラップは圧巻の一言。そのプレーすべてがまるで魔法の様だ。2002年のCL決勝、レバークーゼン戦で決めたボレーシュートは、「サッカー史上最も素晴らしいゴール」と評された。デイヴィッド・ベッカムやルイス・フィーゴらスーパースターを擁した銀河系軍団の中でも異彩を放ったこの男の活躍は、永遠に語り継がれていくだろう。

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