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アーセナルでの伝説的活躍。ヌワンコ・カヌ、チェルシー戦大逆転のハットトリックが凄い!【動画付き】

text by 編集部 photo by Getty Images

ヌワンコ・カヌ
【写真:Getty Images】



 アヤックスやアーセナルなどで活躍した元ナイジェリア代表FWのヌワンコ・カヌ氏は、優れたテクニックや独特のリズムを持ち味として数多くの印象的なプレーを残した選手だった。そのキャリアの中でも、チェルシー相手にわずか15分間でハットトリックを達成して試合をひっくり返した活躍は語り草となっている。

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 18歳でアヤックスのチャンピオンズリーグ優勝メンバーとなり、翌年にはアトランタ五輪で金メダルを獲得。華々しくキャリアをスタートさせた長身FWは、続いて移籍したインテルで心臓の病に見舞われ長期離脱を余儀なくされたが、アーセナルで復活を果たしてキャリアのピークを迎えた。

 アーセナル加入2年目の1999/2000シーズンはキャリアハイの得点数を記録するなどまさに絶頂期。特にベストゲームだと言える1999年10月23日のチェルシー戦では、2点ビハインドの状況から一人でダービーマッチの結果を変えてしまった。

 まずは75分、ゴール前の狭いエリアでボールを受けて反転すると、守備陣のタックルが届く前に右足アウトで素早くゴール左隅へのシュートを流し込む。続いて83分、エリア内で5人に囲まれた状況で受けたクロスを完璧なファーストタッチから2-2の同点ゴールに繋げた。

 極めつけは90分、アーセナルに逆転勝利をもたらす決勝ゴールはまさに圧巻。敵陣内左サイドで自らボールを奪ってエリアに迫るうと、飛び出してきたGKをゴールライン際で華麗に抜き去る。GK不在とはいえゴール前にはカバーに入ったDF陣が密集していたが、角度のない位置から見事にゴールマウスを捉えて逆転劇を完成させた。

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