【写真：Getty Images】

　ACミランはUEFAチャンピオンズリーグで3連敗と苦しんでいるものの、セリエAでは好調だ。今季初の先発出場を果たしたズラタン・イブラヒモビッチは、現地時間23日に行われたボローニャ戦で1得点1アシストの活躍。40歳となった今も、そのプレーは人々を魅了している。

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　先制点はイブラヒモビッチのパスから生まれている。左サイドからパスを受けたイブラヒモビッチは、絶妙なタイミングでスルーパスを送る。左サイドを突破したラファエル・レオンのシュートは相手DFに当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。

　20分に相手選手が退場処分を受け、数的有利となったミランは35分に1点を追加する。後半早々に2失点を喫して追いつかれたが、58分にロベルト・ソリアーノが退場となり、相手のボローニャは9人となってしまった。

　84分にイスマエル・ベナセルの見事なボレーシュートが決まり、ミランはようやく勝ち越すことができた。そして、この試合を締めくくったのはイブラヒモビッチ。ペナルティーエリア手前でパスを受けると、狙いすましたコントロールショットはゴール右隅に決まった。ゴールの決め方を知っている達人か、あるいはサッカーのすべてを知り尽くした仙人か。正確さを極めたボールタッチでゴールネットを揺らした。

　イブラヒモビッチの40歳初ゴールが決定打となり、暫定順位でミランはセリエAの首位に浮上。イブラヒモビッチの復帰は大きな追い風となるだろう。