プレミアリーグ第9節、マンチェスター・ユナイテッド対リバプールが現地時間24日に行われ、0-5でアウェイチームが大勝。今季開幕から”無敗”のリバプールは、この日も攻撃陣が大爆発。大量得点でマンチェスター・ユナイテッドに歴史的勝利を収めた。（文：阿部勝教）

歴史的大勝

　イングランドを代表する名門同士の一戦は、熱狂的なサポーターによる熱い歓声の中、試合開始を迎えた。

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　ビッグゲームなだけに1点を争うタフな試合が予想されたが、開始5分にリバプールがナビ・ケイタのゴールでいきなり先制に成功。さらにその8分後には、トレント・アレクサンダー＝アーノルドのクロスをディオゴ・ジョタが押し込んで早くも2点目を決めた。

　チーム全体として調子のいいリバプールが完全に試合の流れを掴むと、今季絶好調のモハメド・サラーが試合を決める。

　38分、ケイタのクロスに合わせてゴールを決めると、さらに前半アディショナルタイムの49分にこの日2点目を決めて0-4。前半だけで試合を決定づけた。後半に入っても勢いの衰えないサラーは50分、ジョーダン・ヘンダーソンのスルーパスに抜け出すと、冷静に1対1を決めてハットトリックを達成。公式戦10試合連続ゴールの活躍で完全に相手を圧倒した。

　さらに得点が生まれるかに思えたが、61分に後半から途中出場したポール・ポグバが一発退場すると、1人少なくなったマンチェスター・ユナイテッドはシステムを変更。5バックの引いた配置になり、試合も一気にペースが落ちていき、そのまま終了。

　リバプールが1955年のマンチェスター・シティ以来66年ぶりとなる、オールド・トラッフォードでの5得点で歴史的勝利を収めた。