元スペイン代表のグティは、1990年代から2000年代にかけてレアル・マドリードの主力として活躍した名選手だった。そのグティがジネディーヌ・ジダンのゴールをお膳立てした伝説的アシストがラ・リーガ公式SNSで紹介されている。

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　多くの外国人スター選手が毎年のようにやって来る中でも、15年間にわたってマドリーのトップチームで存在感を放ち続けた生え抜きスター選手のグティ。優れたテクニックで数多くの素晴らしいゴールやアシストを残した。

　2006年1月に行われたリーガ第19節の試合で、マドリーはセビージャと対戦。グティの1得点とジダンのハットトリックにより4-2の勝利を収めたが、その両者のプレーの中でも、ジダンの2点目に繋がったグティのラストパスは絶品だった。

　エリア手前にこぼれたボールを拾ったグティは、ややトラップが乱れてゴールに背を向けた体勢となってしまう。だがそこから絶妙な左足ヒールキックで相手守備陣の間を縫うスルーパスを通し、フリーで受けたジダンは難なくGKとの1対1を制した。

　まさかその体勢から瞬時に正確なパスが出てくるとは思っていなかったであろうセビージャDF陣は、完全に無力化されてしまった。このプレーを振り返ったリーガ公式SNSも“芸術作品”と称えている。