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トッテナムはこのまま欧州から敗退へ。レンヌ戦は延期ではなく不開催決定

text by 編集部 photo by Getty Images

アントニオ・コンテ
【写真:Getty Images】



 欧州サッカー連盟(UEFA)は11日、新型コロナウイルスの影響により中止されていたヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)グループステージ最終節のトッテナム対レンヌ戦を、延期ではなく不開催とする決定を発表した。

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 トッテナム対レンヌ戦は当初、現地時間9日に開催が予定されていた。だがトッテナムで多くの選手から新型コロナウイルスの陽性反応が検出された影響により、試合は直前に中止が決定された。

 レンヌ側は、チームやサポーターの英国渡航後に下された決定に不快感を表明。日程的にも代替開催日を見つけるのは困難であるとして、後日の試合開催には応じない姿勢を示していた。

 UEFAは11日に声明を出し、代替日程に関して両クラブ間で「残念ながら合意が得られなかった」と発表。レギュレーションに従い、試合の扱いに関しては管理・倫理・規律委員会による今後の決定に委ねると述べている。

 レンヌは最終節開催前の時点ですでにグループ首位通過が決定していた。グループ3位のトッテナムは、レンヌ戦に勝利すれば2位フィテッセを上回ってプレーオフに進むことができる状況だった。不開催の試合に対してトッテナムの勝利扱いという裁定が下されることはほぼ考えられないため、このまま敗退となる可能性は高そうだ。

 試合結果がグループ突破などを左右する可能性がある状況で欧州の大会の試合が不開催となるのは異例の事態。昨季はヨーロッパリーグでグループ最終節のビジャレアル対カラバフ戦が不開催となったが、すでに順位が確定した上での消化試合だった。

【了】

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