イングランドでは12月26日、「ボクシング・デー」の試合開催が毎年恒例の風物詩となっている。昨年は、アーセナルのイングランド代表FWブカヨ・サカがこの日の試合でスーパーゴールを記録していた。

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　アーセナル下部組織から17歳でトップチームにデビューして以来、急速に頭角を現し勢いを強めていったサカ。2020/21シーズンには完全にチームの主力となり、プレミアリーグを代表する有望若手選手の一人として飛躍する1年となった。

　2020年12月26日のボクシング・デーには、アーセナルはプレミアリーグ第15節の試合でチェルシーと対戦。その前節まで7試合で2分け5敗と極度の不調に陥っていたチームを救ったのは、19歳のサカを含めた若き力の躍動だった。

　前半で2点をリードしたアーセナルは、56分に3点目を加える。ダービーマッチの勝利を大きく引き寄せる一撃となったのは、エリア右に侵入したサカが完璧な弾道でゴール左へ送り込んだループ弾。加入直後からチェルシー正守護神に定着した名手エドゥアール・メンディにも全く手の出ない完璧なシュートだ。

　サカはこのシーズンのクラブ年間最優秀選手に選出され、イングランド代表としてもユーロ2020（欧州選手権）決勝進出に大きく貢献。アーセナルとイングランドの未来を担う選手の一人として期待は大きい。