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リバプール史上最強! 伝説の英雄5人。ジェラード、キャラガー…クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:伝説の英雄5人 text by 編集部 photo by Getty Images

ジェラードの相棒

0116-アロンソ
【写真:Getty Images】



MF:シャビ・アロンソ(元スペイン代表)
生年月日:1981年11月25日
在籍期間:2004年8月~2009年8月
通算成績 :210試合18得点16アシスト
主な獲得タイトル: FAカップ(05/06)、コミュニティ・シールド(05/06、06/07)、UEFAチャンピオンズリーグ(04/05)、UEFAスーパーカップ(05/06)

 バスクが誇る名手、シャビ・アロンソは2001年にラ・リーガデビューを飾ると、瞬く間にスタメンに定着。02/03シーズンにはレアル・ソシエダ史上初となるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。するとその活躍が評価され、スペインのスポーツ紙『ドン・バロン』によってその年の最優秀選手に贈られるドン・バロン賞を受賞。スペインでその名を轟かせると、2004年にリバプールへやってきた。

 卓越したパススキルと鋭い戦術眼を持つシャビ・アロンソは、スティーブン・ジェラードと並び中盤を支配。ACミランとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝では、0-3の絶望的な状況から同点弾となる3点目を決め、劇的なCL優勝に大きく貢献した。重要な役割を果たしたこの男は試合後に「これは私のプロとしてのキャリアの中で最高の瞬間です」と言葉を残していた。

 リバプールで評価をさらに高めたシャビ・アロンソには、多くのクラブから関心が寄せられた。しかし、2007年には契約延長。その際に「他のクラブからの関心があることを知っているが、私の考えはここに居続けること。ここに来て3シーズンで、クラブとファンから多くの愛情をもらっている」と話した。だが、翌年にラファエル・ベニテスが後任候補を模索したことにより関係が悪化。2009年にレアル・マドリードへの移籍を決意した。いい形での退団とならなかったが、この男は今なお多くのリバプールファンに愛されている。

【了】

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