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マンチェスター・シティ史上最強! 伝説の英雄5人。アグエロ、ダビド・シルバ…クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:伝説の英雄5人 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ヴァンサン・コンパニ(元ベルギー代表)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1986年4月10日
在籍期間:2008年8月~2019年7月
通算成績 :360試合20得点11アシスト
主な獲得タイトル:プレミアリーグ(4回)、リーグカップ(4回)、FAカップ(2回)、コミュニティー・シールド(2回)

 現在のUAE資本がオーナーとなった2008年夏にマンチェスター・シティに加入したのがヴァンサン・コンパニだ(厳密には加入した当時はタイ資本で、コンパニ加入の10日後にUAE資本となっている)。そこからシティがプレミアリーグ、そして世界を代表する強豪へと成長する過程をコンパニは主将として牽引した。こうした功績からエティハド・スタジアム前には、ダビド・シルバと並んで銅像が建立されている。

 加入初年度から不動のスタメンとして最終ラインを統率していたコンパニだったが、2015/16シーズン以降は負傷離脱の頻度が増え、ラスト4シーズンはプレミアリーグで20試合以上に出場することはなかった。それでもリーダーとしてピッチ外でもチームを鼓舞し続けた。ペップ・グアルディオラも「生まれながらのリーダー」とコンパニに絶大な信頼を寄せている。

 また、大一番での勝負強さが光る選手でもあり、2011/12シーズン第36節のマンチェスター・ユナイテッドとのダービーでは決勝点を記録。在籍最終年となった2018/19シーズン第37節レスター戦では、ゴール右上に決勝点となる強烈なミドルシュートを叩き込んだ。結果的に勝ち点89で並んだ2011/12シーズンはユナイテッドを得失点差で上回り優勝、2018/19シーズンはリバプールを勝ち点1差で上回り優勝と、仮にコンパニのゴールが決まっていなければ、シティは優勝を逃していた可能性が高い。そのぐらい重要なゴールをCBながら2度も決めたのだ。

【了】

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