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ウェスト・ハムで活躍続けるデクラン・ライス

　マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどが獲得に関心を示しているとみられるイングランド代表MFデクラン・ライスだが、引き抜くためにはプレミアリーグ史上最高額を更新する移籍金が必要になるのかもしれない。所属するウェスト・ハムが評価額を引き上げたと報じられている。

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　ウェスト・ハムでのデビュー以来不動のレギュラーに定着し、高いパフォーマンスを発揮し続けている23歳のライス。イングランド代表でも主力として昨年のユーロ2020（欧州選手権）準優勝などに貢献し、プレミアリーグ最高のMFの一人と評価される存在となった。

　早かれ遅かれビッグクラブへ移籍することは間違いないと見込まれ、特にユナイテッドやチェルシーなどからの関心が噂される。だが英紙『タイムズ』が伝えたところによれば、ウェスト・ハムは現時点でライスの価値を1億2000万ポンド（約188億円）以上に設定しているという。

　ウェスト・ハムのデイビッド・モイーズ監督も先日、ライスにはそれだけの価値があるという考えを述べていた。昨年夏の時点では評価額1億ポンド（約156億円）とされていたが、「その時が彼を安く獲得できるチャンスだった」として、現在はそれ以上の価値だと主張している。

　イングランドのクラブが選手補強に支払った移籍金の史上最高額は、マンチェスター・シティが昨年夏にアストン・ビラからMFジャック・グリーリッシュを獲得した際の1億ポンド。ユナイテッドやチェルシーが本気でライスの獲得に動くとすれば、その記録が更新されることになるのかもしれない。

【了】