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リバプールの「守備は本当に悪かった」。その原因は? なぜウエストハムに裏を狙われ続けたのか【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第28節、リバプール対ウエストハムが現地時間5日に行われ、ホームチームが1-0で勝利した。1人のDFの活躍で何とか1点をもぎ取ってリーグ戦7連勝。優勝争いをする中で貴重な勝ち点3を獲得したが、リバプールはなぜ苦戦したのか。(文:阿部勝教)

 

激しい打ち合い

0306-リバプール
【写真:Getty Images】

 タフな試合を勝ち切り、優勝争いをする上で大きな1勝を挙げた。

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 開始2分、リバプールはトレント・アレクサンダー=アーノルドのロングボールからいきなり決定機を迎えた。そこから立て続けにチャンスを作ると、27分にアレクサンダー=アーノルドの針の穴を通すようなパスにマネが合わせて先制点を決めた。

 ホームで先手を取ったが、ウエストハムも一歩も引かない。

 攻撃のチャンスを逃さず、堅い守備からロングカウンターを展開。39分には完全に抜け出されてアリソン・ベッカーと1対1のピンチを作られていた。

 データサイト「WhoScored.com」によると、前半のシュート数は10本ずつ。一方、後半はウエストハムの3本に対し、12本と大きく上回ったリバプールが押していた。

 ホームチームは再三チャンスを作りながらも、90分通して決めたのは1点のみ。押していたのは間違いなかったが、相手の引いた守りを崩し切れず、逆にピンチを迎える場面が何度かあった。

 試合を通してみてもリバプール保持率69%、シュート本数23本と、数字を見てもホームチームが押していたことがわかる。では、これだけのスタッツを記録しながら、なぜ苦戦を強いられたのか。

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