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マンUでデビュー前の17歳がアルゼンチン代表候補に大抜擢。超新星アレハンドロ・ガルナチョとは何者?

text by 編集部 photo by Getty Images

マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース

アレハンドロ・ガルナチョ
【写真:Getty Images】



スペイン代表との争奪戦に?

 マンチェスター・ユナイテッドU-18に所属する17歳のFWアレハンドロ・ガルナチョが、カタールワールドカップ南米予選を戦うアルゼンチンA代表の候補メンバーとして招集を受けた。期待の超新星ガルナチョとは何者だろうか。



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 アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は、今月下旬に予定されるベネズエラ代表戦、エクアドル代表戦に向けた代表候補メンバーを6日に発表。計44人という大人数の候補メンバーの中には、リオネル・メッシなどの主力勢に加えて、代表歴のない若手選手らも名を連ねている。

 その中の一人が、2004年7月1日生まれの17歳であるガルナチョ。ユナイテッド下部組織で活躍を見せ、“ワンダーキッド”として注目度を高めている期待の選手だ。

 ガルナチョはアトレティコ・マドリードの下部組織で育ったあと、2020年にユナイテッドに移籍。今季はFAユースカップで4試合4得点3アシストを記録するなどU-18レベルで活躍を見せているほか、U-23年代のプレミアリーグ2でも7試合に出場して2得点を記録している。

 スペインで生まれたガルナチョはU-18スペイン代表としても3試合に出場しているが、母親の出身国であるアルゼンチンでも代表入りの資格を持つ。トップチームデビュー前の代表候補招集には、アルゼンチンがスペインからの“強奪”を図りたい意図もあると考えられる。

 アルゼンチン代表は昨年11月にも、ユベントスでまだトップチームにデビューしておらず無名に近い存在だった18歳のMFマティアス・スーレを招集したことが話題となった。今回の候補メンバーにもガルナチョのほか、インテル下部組織所属でイタリアの年代別代表経験もあるMFフランコ・カルボーニ(18)とMFヴァレンティン・カルボーニ(17)の兄弟、レアル・マドリード所属のMFニコラス・パス(17)、ビジャレアル所属のMFティアゴ・ヘラルニク(18)などプロデビュー前の選手が招集を受けている。

 これらの選手たちがベネズエラ戦、エクアドル戦に向けた最終メンバーに残り、代表デビューを飾るかどうかは分からない。だがアルゼンチン代表がすでに予選突破を決めていることを考えれば、若手の大抜擢が決断されることもあり得るのかもしれない。

【了】

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