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チェルシーを今季もFAカップ決勝に導いたトゥヘル

　チェルシーはFAカップ準決勝でクリスタル・パレスを下して決勝進出を果たした。トーマス・トゥヘル監督は、指導者キャリアを通して11回の準決勝を戦って“全勝”という驚異的な記録を継続している。

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　チェルシーは現地時間17日にウェンブリーで行われた準決勝にルベン・ロフタス＝チークとメイソン・マウントの得点で2-0の勝利。前日にマンチェスター・シティを破って決勝へ進んだリバプールとタイトルを争うことになった。

　この結果により、トゥヘル監督がカップ戦で見せ続けてきた勝負強さにも改めて注目が集まっている。これまで11の大会で準決勝まで進み、その全てで決勝進出を果たしている。

　ボルシア・ドルトムント監督時代にはDFBポカール（ドイツ杯）で準決勝を2回戦っていずれも勝利。パリ・サンジェルマン（PSG）ではクープ・ドゥ・フランス（フランス杯）2回、クープ・ドゥ・ラ・リーグ（リーグ杯）1回、チャンピオンズリーグ（CL）1回で準決勝を制した。

　チェルシーの監督に就任後もその記録は継続し、昨季はCLとFAカップで決勝に進出。今季はカラバオ・カップ、クラブ・ワールドカップ、FAカップの準決勝に勝利し、計11回の準決勝で全て勝ち進んだことになった。

　勝ち上がった決勝戦での戦績はというと、これまで5勝5敗で五分の星。ドルトムントで1勝1敗、PSGで2勝2敗、チェルシーでも2勝2敗と綺麗に50％の勝率を残しているが、今回のFAカップ決勝で白星先行とすることができるだろうか。

【了】