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世界最高の中盤は誰だ? サッカー選手セントラルMF能力値ランキング16~20位。10代にして世界屈指の司令塔、誰もが認める“キャプテン”とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:イルカイ・ギュンドアン(ドイツ代表/マンチェスター・シティ)

ギュンドアン
【写真:Getty Images】


生年月日:1990年10月24日
市場価格:3500万ユーロ(約42億円)
20/21リーグ戦成績:28試合13得点3アシスト

 ボーフムの下部組織で育ったイルカイ・ギュンドアンは、2008/09シーズン途中に当時2部に所属していたニュルンベルクへと移籍した。2シーズン半に渡るニュルンベルクでのプレーが評価され、11年夏にユルゲン・クロップ率いるドルトムントへ移籍。ブンデスリーガなど4つのタイトルを獲得し、16年夏からはマンチェスター・シティへと活躍の場を移している。

 ギュンドアンはオンザボール、オフザボールどちらの状況でも輝ける戦術理解力の高い選手であり、「IQ」の能力値は「85」を叩き出している。これまでのキャリアでクロップやトーマス・トゥヘル(ドルトムント)、ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)といった稀代の戦術家の下でプレーしており、彼らの絶対的な信頼を勝ち取っていることからも戦術理解力の高さが伺えるだろう。

 「IQ」の高さが特に見えるのが「パス」を引き出す時のポジショニングだ。周りの選手とのバランスを取りつつ相手チームにとって嫌なポジションを取るため、常に脅威となることができる。「パス」の能力値は「85」、「テクニック」は「89」、「ドリブル」は「86」とボールを持った時の選択肢も多く、味方選手との連係から中盤でリズムを作ることが得意だ。

 そして近年際立っているのが「攻撃力」だ。2020/21シーズンにシティはエースのセルヒオ・アグエロが怪我で長期離脱しており、大量得点できるフィニッシャーがいないという状況になっていた。チームも得点を奪えず勝ち点を落とす展開が開幕から続いていたのだが、20年12月よりゴール前でのポジション取りが上手いギュンドアンがその役割を担うようになり得点を量産。チーム得点王となる13ゴールを決め、プレミアリーグ優勝の立役者となった。

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