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代表 2年前

イタリア代表、背番号10の系譜。謎の退場!? 韓国戦、誤審連発…最悪の大会で何があった?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

日韓ワールドカップ

フランチェスコ・トッティ
【写真:Getty Images】



背番号10:フランチェスコ・トッティ(ローマ)
生年月日:1976年9月27日(当時25歳)
個人成績:4試合出場/0得点2アシスト
戦績:ベスト16

 後世まで語り継がれる、イタリア代表にとって後味の悪い大会になってしまった。フランチェスコ・トッティ自身もグループリーグで2アシストを記録しながら、低調なパフォーマンスが批判の対象となっていた。

 極めつけはラウンド16の韓国代表戦だ。開始早々からエクアドル人のバイロン・モレノ主審が不可解な判定を連発。突拍子もないPKが与えられたり、目を覆いたくなるようなラフプレーがことごとくノーファウルになったり、韓国側に有利な力が働いていたのは明らかだった。

 しまいには延長戦に突入した103分、シミュレーションの判定で2枚目のイエローカードを提示されたトッティが退場に。イタリア代表は117分にアン・ジョンファンに劇的なゴールを決められて共催国の1つだった韓国代表に屈した。のちにFIFAはトッティの退場につながったシミュレーションの判定を誤審だったと認めている。

 ベスト16敗退に終わった後、怒りが収まらないトッティは「審判を代えて、最初からワールドカップをやり直すべきだ」と吐き捨てた。初めて背番号10として挑んだワールドカップを最悪の形で去ることになってしまった。

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